Gensen&Co’s Services 越境学習型
企業研修
プログラム

本プログラムは、変化の激しい時代において求められる、
「自ら問いを立て、本質的な課題を見出し、新たな価値を創造できる人材」を育成する、越境学習型の企業研修です。


100年先の未来社会を構想しながら、正解のない問いに向き合い、
現場での一次情報の収集や観察を通じて、課題の本質に迫ります。

仮説→実践→検証のサイクルを回すことで学びを深め、困難に挑むマインドセットと、
自らの言葉で語れる原体験を育む、実践型の研修プログラムです。

プログラムの特徴

Features
  • 1
    五感で学ぶ社会課題の構造
    観光地としての繁栄と衰退の両方の歴史や、一つの地域で絡み合う複雑な課題を扱います。街を歩き、空気や匂いを感じながら、目に見えない文脈や暮らしの気配、地元の声などから、社会課題の構造を五感で捉えます。
  • 2
    実践から生まれた事業創出メソッド
    私たちは十数年にわたり、行政に依存せず、事業を通じて社会課題の解決に取り組んできました。実践から見えてきた、事業創出に必要なマインドや手法を独自に整理し、プログラムやフレームワークに体系化しています。
  • 3
    “本気の環境”を生み出す研修設計
    私たちは、研修会社ではなく、まちづくり会社です。私たちが提供するのは、予め整えられたプログラムではなく、“まちのリアル”そのもの。研修という枠を超えた、受講者が本気で向き合える実践の舞台をつくります。

プログラム例

Example
0.5日+2日間(合計2.5日間)の場合
  • Day 1
    原体験探求ワーク
    • プログラムの狙い、ゴールの確認
    • 講義「熱海の地域創生の事例」
    • ライフライン(人生の幸福度のアップダウンを深掘り)
    • 原体験を振り返り、自分自身の軸を見出す
    ※ 出張で実施可能
  • Day 2-3
    社会課題解決体感ワークショップ
    • ソーシャルイノベーションの考え方を五感で学ぶ
    • 多種多様な人々へのインタビュー
    • 地域の現場に自ら飛び込み、フィールドワーク調査(まちの人やお店の人に話を聞いてみる)
    • 課題と解決策のディスカッション、プレゼン
  • フォローアップ
    • 研修参加者向けのアルムナイコミュニティ(定期的な情報提供や、東京・熱海での交流会)
    ※ 任意

導入の効果

Effect
  • 1
    課題を発見する
    思考力が育つ
    ミッションや課題が最初から与えられるのではなく、自ら「解くべき問い」を設定することが求められます。
    そのため、一次情報を収集し、インタビューや観察を通じてインサイト(示唆)を得ながら、本質的な課題を発見する力が育まれます。
  • 2
    ビジョンを描く
    志向力が育つ
    目の前の成果だけではなく、100年先を見据えた未来を描く――。
    まちづくりの現場には、そんな覚悟と情熱が求められます。自分自身の原体験と向き合い、そこから生まれるビジョンが、人を動かす力と共感のリーダーシップへとつながっていきます。
  • 3
    仮説検証サイクルを回す
    試行力が育つ
    失敗や間違いを恐れず、自ら意思決定し、現場や顧客との接点を通じて仮説を検証し、柔軟に軌道修正していくプロセスを体験的に学びます。
    効率的な正解探しではなく、試行錯誤を重ねながら精度を高めていく往復型の思考アプローチを習得します。
上記の研修効果の他にも、以下の効果について評価をいただいています。
  • エンドユーザーへの共感力や想像力の向上
  • 社会課題に対する実感や当事者意識の醸成、リテラシーの深化
  • オフサイトでの研修・懇親によるチームビルディングや、社内ネットワークといった社会関係資本の強化
  • 熱海をサードプレイスと捉え、地域活動や副業・兼業のきっかけとなることで、個人のウェルビーイング(幸せや充実感)の向上につながること
  • 提案の実現や地域側の人材育成(被越境学習)を通じた、熱海のまちづくりへの貢献
Magazineで事例記事を読む

導入実績

Impact
2019年から、地域において先駆けて越境学習を取り入れた企業研修事業を展開し、多くの方々にご参加いただいています。

Business Impact

受講者数
  • 受講企業数
    100
  • 受講者数
    1,200

Social Impact

地域の人材育成やプロジェクト創出
  • 地域の協力者数
    100人以上
  • 取り上げたエリア・テーマ
    エリア
    銀座エリア/東銀座エリア/渚エリア/浜町エリア 友楽町エリア/網代エリア/伊豆山エリア
    テーマ
    観光/遊休不動産/防災/復興/エネルギー 食・一次産業/交通/福祉/働き方

事例紹介

Case
Case 01
株式会社日立アカデミー
原体験から始める、実践型事業創造研修
本プログラムは、日立グループの各事業所で選抜された20代〜40代の社員を対象に、半年〜1年をかけて新規事業の検討に取り組む長期育成プログラムの初期フェーズとして実施されました。参加者は、事業開発に必要な思考法やマインドセットを学びつつ、チームビルディングを図ることを目的としています。

初日は、事業創造における「原体験」の重要性を学び、自身の人生を振り返るワークを通じて、大切にしたい価値観やミッションを明確にします。2日目以降は熱海を舞台に、フィールドワークやインタビューを通じて五感で地域課題を捉え、仮説を立てながら現地に飛び込み、自らヒアリング対象者を見つけて対話を重ねます。そのプロセスを通じて、机上では得られない一次情報に触れ、本質的な課題と向き合う力や、事業に向き合う熱量など、実践的な学びを得る機会となりました。
20代〜40代選抜者 20名×3開催 半日+2泊3日
参加者の声
「実際に現場に入って一次情報を得ることが大切」とは良く聞くし、頭では理解しているつもりだったが、改めて実体験をもって感じることができたのは大変有意義でした。新事業創生に限らず、「誰が喜び『そう』なのか」ではなく、「具体的に〇〇が喜ぶ」ということを意識したい。
二次情報をもとにした『思い込み』、一方的な視点から見た『地元の望まない観光課題解決案』に陥っていることに気付いた。一次情報を取る当事者へのヒアリングによって得られる情報の鮮度や熱量に感化された。
10年以上、「仕事は大変なもの、厄介なもの」と考えていた。パッションを感じたり、ワクワクしたりすることを思い出した。
新規事業創生プランを考えたことは何度もあったものの、これまでに原体験を全く意識をしたことがなかった。
Case 02
日本郵政株式会社、他
エリアリノベーションに挑む、異業種共創型・事業構想研修
本プログラムには、日本郵政株式会社をはじめとする複数の企業から、次世代の幹部候補として選抜された社員が参加しました。正解のない地域課題に向き合い、異業種の仲間と協働することで、次世代リーダーに求められる事業構想力とリーダーシップの向上を目的としています。

研修では、遊休不動産を題材にした「エリアリノベーション」に取り組みました。例えば、築50年を超える空きビルや旧店舗兼住宅といった実在物件をもとに、地域資源としての可能性を見出し、事業プランをチームで構築。顧客創造の視点にとどまらず、その事業が地域にもたらす社会的インパクトや将来ビジョンの構築に取り組みました。

また、所属も業種も異なるメンバー同士で意見を交わす中で、共通言語がない中での合意形成や、チームとしての価値創出のプロセスを体験。現地でのフィールドワークや地域住民へのインタビューも交えながら、机上では得られない一次情報をもとに、課題の本質に迫る思考力と行動力を養いました。
30代〜40代選抜者 20名×2開催 1泊2日
参加者の声
案件提案の際、下手すると私たちはお客様に対して「課題はなんですか」「困っていることはなんですか」と聞きたくなってしまいますが(すでにRFPになっており、それ以上の提案が出来ていない)、言語化されない本質については、実際に利用されているところを観察して見極める眼が必要と感じた。
一人で考えるのではなく、多数の者と協働し、解決策を考えると、アイデアが豊富に出て、アウトプットの質が高まると改めて感じた。地道な活動(まち歩き、定住者へのインタビュー、物件オーナーへのインタビュー)を繰り返し行うことで、問題点が明らかとなり、地に足のついた解決策を立案できるということを学んだ。
答えは『現場』にしかない。『地域課題の解決』を東京オフィスで考えても通用しない。

研修担当者の声

Voice
  • 日立アカデミーでは、新事業を創生、牽引できる人財の育成を狙った「イノベータ養成研修」を日立Gr向けに実施しており、研修冒頭の2日間でGensen & Co社にワークショップ(WS)を提供いただいております。
    本WS導入前は、社会課題自体を解決しようと抽象度が高いところで悩む受講生が少なくなかったように思います。WSでは、社会課題・地域を「観光」・「熱海市」にフォーカスすることで、現地の利害関係者と受講生が同じ目線で対話、自分事(←→他人事)として仮説構築から施策提案までの一連の流れを2日間で体感できます。このWSの深さ、濃さは、10年以上、熱海市で事業創生、人財育成に取り組まれてきたGensen & Co社ならではだといえるでしょう。本WS導入で、その後に続く研修プログラムでの事業検討の加速にもつながっていると思います。

    株式会社日立アカデミー
    経営研修本部 テクノロジー&イノベーションリーダー開発センタイノベーション研修G
    高橋 宜孝 様

  • NTTコミュニケーションズでは、社員が発案したアイデアを事業化する施策を実施しています。事業化までの道のりは長く険しいので、情熱をもって取り組める課題に出会えるかが非常に重要だと考えます。テーマ選定をしていく際に、どうしても自分のやりたいことを後回しに考える社員が多いような感覚があり、Gensen & Co様の研修プログラムを導入させていただきました。
    研修では参加者が自らの原体験を振り返り、これまでどんなことに興味をもって取り組んできたのか、そして何を得てきたのかなど、新規事業創出の源泉となる自らの思いに向き合ってもらいました。「顧客のことはよく知ろうとするけど、自分のことはこれまで知ろうとしていなかった」と話す参加者も多く、自身のことを理解する良い機会になったと思います。私たちのニーズに柔軟に対応いただき、最適な研修プログラムを構築してくださったことに感謝しています。

    NTTコミュニケーションズ株式会社
    イノベーションセンター プロデュース部門
    斉藤 久美子 様

  • NECグループでは、「社会価値創造」というPurposeをより深く理解する機会、実際に社会課題解決に取り組む実体験の機会としてGensen & Co様の越境型研修プログラムを導入させていただきました。
    熱海には社会課題の先進地域とも言える複雑かつ多様な問題があり、課題設定からその解決策の立案・実行に至るまでの道筋は簡単ではありませんが、だからこそ学びの大きいプログラムだと思います。
    社会課題のリアルに圧倒されながらも、悩み考え抜いて体当たりでその解決に挑むという、実践の中で学び成長できるところにGensen & Coの素晴らしさがあります。課題解決手法を学ぶスキル研修ではなく、リーダーとしての自分が問われる経験として大変貴重なプログラムであると感じます。

    NECマネジメントパートナー株式会社
    人材開発サービス事業部マネージャー
    逢坂 浩一郎 様

  • 地域では、人口減少によって公共交通サービスの利用者が減る一方で、ドライバーの高齢化や担い手不足の問題が生じています。
    そこで「みんなで助け合う」ことを軸とした試みとして生まれたのが、地域共生型の新しい交通サービス「meemo(ミーモ)」です。弊社では京都府舞鶴市で実証を行っていましたが、他地域への展開が課題となっていました。
    そこで、Gensen & Coと連携し、熱海市における展開可能性調査を行いました。地元ネットワークを有するGensen & Coと連携したことで、短期間で地域の「生の声」を聴くことができました。
    今後もGensen & Coのような団体と連携し、持続可能な地方創生事業を展開していきたいと考えています。

    オムロンソーシアルソリューションズ株式会社
    事業開発統括本部ソーシャルデザインセンタ地域創生G グループマネージャー
    横田美希 様

プログラムラインナップ

Program Lineup
  • 長期実践型プログラム

    3〜5ヶ月

    • 次世代リーダー育成

    受講者がチームを組んで、地域の社会課題解決に実践的に取り組む、次世代リーダー育成プログラム

  • 短期プログラム

    1日〜3日間

    • 新人〜役員 全階層

    レクチャー・現場視察・対話・ワークショップを通して仮説検証プロセスを体感する、フィールドワークプログラム

  • 出向・副業型プログラム

    3ヶ月〜半年

    • 次世代リーダー・幹部

    地域の事業者に、受講生がメンバーとして参画し、⼀定期間社会課題解決に取り組む、実践型プログラム

  • チームビルディング・マインドフルネスプログラム

    2時間程度〜

    • 職場ごと
    • 新人〜役員 全階層

    自然や街中を使ったアクティビティや、美術館でのアート体験を通じて、強みを確認したり、内省を深めたりする

    詳しくはこちら
  • 講演

    1時間〜

    • 新人〜役員 全階層

    イノベーション、社会課題解決・まちづくり、越境学習等をテーマとした講演

  • 視察

    1時間〜

    • 新人〜役員 全階層

    講演に加え、熱海のまちづくりの現場をガイド付きで案内し、五感を通じて学びを深める

    詳しくはこちら

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